<< 遥かなるフロンティア。 | home | 食い逃げ魚との死闘 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Posted by スポンサードリンク | - -

遥かなるフロンティア


8月某日の早朝。

富山の折立登山道入り口に、私はいた。

相棒はデレクター兼プロデュサー兼カメラマンのたった一人。

彼は、ビデオを構えて私の孤高の姿を撮影中。

今回は、私のDVDを作成する為のロケであった。

私の最高傑作との呼び声も高い、

「誰も行けない温泉」
(小学館/誰も行けない温泉命からがら。


誰も行けない温泉前人未湯。誰も行けない温泉最後の聖泉の3部作)シリーズ。

そのDVD版を作るのである。


と、ちゃっかり宣伝しておきつつ(よろしくね笑)、

その記念すべき1湯目がこの「日本一遠い温泉 高天原温泉」なのであった。

 今まで、テレビやラジオ、主催者が何を勘違いしたのか講演までこなしてきた私。

今さらカメラの前で緊張することもないが、やはりここはカッコよくいきたい。

この日のために「ファイアーフォックス」社に頼み込み、

カッコイイ山用のウェアを一式借りてきてもいたのだ。

一着ン万円のジャケットやベスト、ズボンまで。

 う〜ん、カッコイイ。

そして、いよいよ高天原温泉へアタックだ!!







ルートは薬師沢小屋から「大東新道」というほとんど道のない川原を通って、

途中高天原峠を越える道を行く。



雨の中、川原沿いのルートは増水がちょいと不安だが、

小屋の人に聞くとまだ大丈夫ということで、出発した。

ザンザン降りの雨。

カッパを着ているが中は蒸れ蒸れ、

汗でずぶ濡れとなったシャツはべっとりと体に張り付き、

足を止めるとその冷たさに身震いした。

かなり気温も下がっている。

 双方、無言。

黙々と歩を進める

得意のギャグも出ず。

ただひたすら上る。息が切れる、顎が上がる。

それでも上るしかないのである。
















なんで、温泉に入るためにここまで苦労する?

Tell me why?

その答えはどこにある?

Where is the answer?







やがて、峠の頂上。


あとは高天原山荘に向けて下りのみ。

ピッチが上がった。自然に足が速くなる。

 そして、雨に煙る湿地帯に一本の木道が…。先の森の中に赤い屋根が見えた。

「高天原山荘」であった。

 とうとう辿り着いた最終目的地。



山荘に入って、カッパを脱いで早速着替え。吐く息が白くなるほどの寒さである。




 高天原温泉。日本で一番遠い温泉に到達したのだ。



俺は、やった!。やった!。


立派な湯船。白濁した源泉から湯煙が上がっている。
 
服を脱いで、ザブン!





「超〜、気持ちイイッス!」

 北島選手、おめでとう!。俺も温泉アスリートの仲間入りだ!

 喜ぶ私を、相棒のカメラが狙っている。

 ここで、締めのコメントが必要だろう。

「とうとう2日目にやっと温泉に入れました。この気持ちいいこと…。言葉では表現できません!」
 相棒がニッコリしながらOKサインを出している。

「この温泉の気持ちよさはまったく、癖になりそうなほどです」

 相棒は、いよいよ相好を崩す。

「しかし、それを味わう為には、かなりの苦労が伴うのも事実。

汗を流す為に汗を掛け!。温泉とは、闘いだ〜!」

「はい!OK!」

 最後がよければすべてよし。時間が許すまで湯を楽しむ。

 しかし…。

 体は癒されたが心は憂鬱。

 なぜならば、帰りも2日の山登りが待っているのだから…。





追記…今回は、携帯アプリはまったく用をなさず。だって、圏外だもんね。
JUGEMテーマ:地域/ローカル


Posted by 大原利雄 | comments(0) -

スポンサーサイト

Posted by スポンサードリンク | - -
comments









S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
RECENT ENTRIES
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RECOMMEND
PROFILE
LINKS
OTHERS